作品 / アニメ

チェンソーマン

Chainsaw Man

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概要

藤本タツキによるアクションホラー漫画。ポチタの心臓を得て蘇った少年デンジと、公安のデビルハンターたちを描く。原作は全24巻で完結し、テレビアニメ、映画、小説、舞台へ展開している。

基本情報

初出・刊行開始
2018

あらすじ

悪魔を駆除するデビルハンターが働く世界で、少年デンジは親の残した借金を返すため、チェンソーの悪魔ポチタと暮らしている。仕事をしても貧しさから抜け出せずにいたが、雇い主の裏切りによって命を落とす。ポチタとの契約で悪魔の心臓を得て蘇ったことが、物語の出発点になる。 公安のデビルハンター、マキマに迎え入れられたデンジは、公安対魔特異4課で働くことになる。先輩の早川アキや、血の魔人パワーらとの関係が、孤独だった生活を変えていく。人間であるアキ、悪魔の心臓を得たデンジ、人間の死体に悪魔が憑依したパワーは、それぞれ異なる立場で同じ組織に所属している。仲間同士の軽妙なやり取りと、命の危険がある任務が隣り合う構成だ。 第二部では、高校生活に馴染めず孤立している三鷹アサが登場する。ある悪魔との出会いで日常が一変する彼女を通じ、物語は学校生活へも広がっていく。デンジの公安での活動だけを紹介するテレビシリーズのあらすじと、アサの視点も含む原作全体の説明は、区別して読む必要がある。ここでは人物の正体や最終的な結末の詳述を避け、各部の入口となる状況を紹介している。

刊行・展開の歩み

原作は藤本タツキによる漫画で、集英社の『週刊少年ジャンプ』2019年1号から連載が始まった。英語版出版社VIZも連載開始を2018年としており、雑誌の号数に付く「2019年」と、実際に連載が始まった暦年は同じではない。本ページの初出年は、確認できた精度に合わせて2018年としている。 第二部は媒体を『少年ジャンプ+』へ移し、2022年7月13日配信の第98話「鳥と戦争」から始まった。単行本の巻数と話数は新たに1へ戻るのではなく、第一部から続く。第二部の開始に当たる第12巻は2022年10月4日に発売され、その紹介文では三鷹アサが新たな物語の中心人物として示されている。 第232話「ありがとうチェンソーマン」は2026年3月25日配信。『少年ジャンプ+』の作品ページは完結済みと案内しており、最終第24巻は同年6月4日に発売された。2026年9月29日の確認時点では日本語の単行本は全24巻で、過去のアニメ紹介に残る「連載中」は現在の刊行状況を表すものではない。英語版はVIZが『Chainsaw Man』の名称で刊行している。

作者・クリエイター

藤本タツキは原作の執筆・作画を手がける漫画家。小学館の受賞者紹介では秋田県にかほ市出身、デビュー作は『恋は盲目』、代表作として『ファイアパンチ』が挙げられている。VIZの作者紹介では、『ファイアパンチ』は全8巻の初連載作品として紹介され、『ルックバック』の発表は2021年とされている。 創作上の関心を知る資料として、集英社が公開した沙村広明との対談がある。藤本は沙村のような絵を描きたいと語り、どの作家を手本にすればよいかを本人に尋ねている。これは作者が明示した憧れについての発言であり、『チェンソーマン』の特定場面が特定作品を引用した証拠とは分けて扱える。 テレビアニメの監督は中山竜、脚本は瀬古浩司、キャラクターデザインは杉山和隆、音楽は牛尾憲輔、制作はMAPPA。中山はUOMOのインタビューで、原作から感じた映画的な空気を、人物が実在しカメラで撮られているような映像として表したかったと説明している。映画『レゼ篇』では監督を𠮷原達矢が務める。原作の作者と各映像版の制作担当、またスタッフ自身が語る表現意図は、それぞれ区別することが重要だ。

メディア展開

テレビアニメはテレビ東京系で2022年10月11日24時から放送開始した。日付を午前0時で区切る表記では10月12日に当たる。原作の刊行開始とは別の出来事で、放送局の深夜表記をそのまま通常の日付と混ぜると1日のずれが生じる。 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は2025年9月19日公開。デンジが雨宿りをした際に出会う、カフェで働く少女レゼとの関係を描く。瀬古浩司の脚本、杉山和隆のキャラクターデザイン、牛尾憲輔の音楽などが映画にも引き継がれ、主題歌は米津玄師「IRIS OUT」、エンディング・テーマは米津玄師と宇多田ヒカルによる「JANE DOE」。2025年12月21日には、映画の続編として『チェンソーマン 刺客篇』の制作決定が発表された。制作発表と公開済み作品は区別し、確認できていない公開日や話数は補わない。 活字での関連作には、2021年11月4日発売の『チェンソーマン バディ・ストーリーズ』がある。原作は藤本タツキ、小説は菱川さかく。パワーとデンジ、岸辺とクァンシ、姫野とアキなどの相棒関係を題材とする、漫画の単純な小説化ではないオリジナル短編が収められている。 舞台版『「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇』は、2026年の東京・天王洲 銀河劇場で7月25日~8月2日、京都劇場で8月7日~12日の日程が公式に案内された。脚本・演出は松崎史也、音楽は和田俊輔。デンジ役の土屋直武、レゼ役の相馬結衣らによる舞台版で、アニメの声優による音声作品とは制作形態が異なる。

制作背景・トリビア

映像版の特徴の一つが、テレビアニメで各話に異なるエンディングを用意したことだ。中山竜と瀬下恵介はMEN'S NON-NOの対談で、特定の回に専用エンディングを作りたいという相談から、全話別の形へ発展したと振り返っている。曲の依頼でも各話に残したい余韻を伝えたという。単なる主題歌一覧だけでなく、本編の後味に合わせた制作上の工夫として捉えられる。 UOMOで中山が例に挙げたのは、第4話に加えられたアキの朝の生活場面。起床や歯磨きなどを通して人物を掘り下げる、アニメ独自の描写だと説明している。派手な戦闘以外の日常動作にも、スタッフの表現上の選択がある。 原作は2021年1月19日発表の第66回小学館漫画賞で、少年向け部門の受賞作に選ばれた。また2025年12月12日、アニメ公式はMAPPA制作のレゼのダンス映像を公開し、「IRIS OUT」に合わせた投稿を「#レゼダンス」で呼びかけた。これは公式に確認できる参加型企画であり、個別の投稿数や検索順位だけからファン全体の評価や流行の発祥を断定するものではない。

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