作品 / 漫画

日本三國

NIPPON SANGOKU: The Three Nations of the Crimson Sun

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概要

松木いっかによる近未来SF架空戦記。文明崩壊後、大和・武凰・聖夷の三国に分裂した日本で、地方役人の三角青輝が知識と弁舌を武器に再統一を目指す。

基本情報

初出・刊行開始
2021年11月24日

あらすじ

核大戦や天災、悪政、それに続く革命によって社会と文明が崩壊した近未来の日本。国土は大和・武凰・聖夷の三国に分かれ、覇権を争う時代を迎えている。大和国の愛媛郡で司農官として暮らす三角青輝は、権力者との遭遇によって平穏な日々を失い、泰平の世を築くことを決意する。辺境将軍・龍門光英に仕えるため大阪へ向かった青輝は、武力ではなく、知識・観察力・地図への関心、そして卓越した弁舌を武器に頭角を現し、三国の争いへと身を投じていく。

刊行・展開の歩み

松木いっかによる漫画は、2021年11月24日に小学館の「マンガワン」で連載を開始し、「裏サンデー」でも配信された。単行本第1巻は裏少年サンデーコミックスから2022年3月10日に発売。三国に分裂した日本の再統一を描くウェブ漫画として展開を重ね、その後は舞台・テレビアニメへと広がった。

作者・クリエイター

作者の松木いっかは1994年生まれで、物語の出発点でもある愛媛県の出身。幼少期から『三国志』に親しみ、ゲーム『三國無双』に熱中した経験が作品の原点になったとされる。他国の歴史を直接描くことへの抵抗から、自由に設定できる未来の日本を舞台に選び、日本の地形を考慮して三国の境界を設計し、連載前には詳細な架空年表を作成した。前作にブラインドサッカー漫画『ブクロキックス』がある。

メディア展開

原作漫画は2025年7月25日から8月3日まで東京・シアターHで舞台化された。脚本・演出は西田大輔、三角青輝役は橋本祥平で、マーベラスは発表時に本作初のメディアミックス展開と説明している。2026年4月には寺澤和晃監督、スタジオカフカ制作によるテレビアニメがPrime Videoで世界配信を開始し、日本のテレビでも放送された。英語圏のPrime Videoでは「NIPPON SANGOKU: The Three Nations of the Crimson Sun」の題で配信されている。

制作背景・トリビア

登場人物の多くは中国の三国時代や日本の戦国時代の武将を下敷きにしている。三角青輝の主なモデルは魏の武将・鄧艾で、史実の鄧艾が吃音だった点を反転させ、「饒舌なら最強ではないか」という発想から弁舌に秀でた主人公が生まれた。阿佐馬芳経には鍾会の要素が使われている。また、日本人中心で黒髪の人物が多いことから、髪色に頼らず目の大きさや位置などの細部で描き分けているという。現代の若者言葉を未来の年長者に話させ、現在の言葉が後世では古い表現になるという時間感覚も世界設定に取り込まれている。

つながり 0

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出典